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休職期間満了での退職は自己都合?会社都合?

休職期間満了時の退職

うつ病などの精神疾患により休職が長引き、休職期間満了後も復帰できずに退職に至る場合は、休職期間満了での退職は自己都合?会社都合?なのか迷いますね。

まずは就業規則を確認しましょう

①就業規則の退職の条文に、「休職期間満了後も復帰できない場合」と記載されている場合

→自己都合退職でも会社都合退職でもなく、「自然退職」となります。

②就業規則の解雇の条文に、「休職期間満了後も復帰できない場合」と記載されている場合

→「解雇」となるため、会社都合退職となります。

自然退職の場合の雇用保険の手続き

離職票上の離職理由は「6.その他」を選択し、具体的な理由に「休職期間満了」と記入します。
この場合は特定理由離職者に該当し、離職者は3ヶ月間の給付制限なしで失業給付を受けることができますが、給付日数についての優遇はありません。
手続き時には就業規則の退職の該当条文が記載されている箇所の写しと退職通知書の写しを資格喪失手続き時に添付します。

解雇の場合の雇用保険の手続き

離職票上の離職理由は「4.会社都合」を選択し、具体的な理由に「休職期間満了」と記入します。
この場合は特定受給資格者に該当し、離職者は3ヶ月間の給付制限なしで失業給付を受けることができ、かつ給付日数についての優遇があります。
手続き時には就業規則の退職の該当条文が記載されている箇所の写しと解雇通知書の写しを資格喪失手続き時に添付します。

助成金の受給制限について

解雇の場合は、助成金の受給について制限を受ける可能性が高くなります。
休職期間満了時の処遇として、解雇にこだわる特段の理由がないなら、自然退職の条文を整備しておかれることをお勧めします。